ランフラットタイヤで一般的なパンク修理は可能

(Last Updated On: 2019年5月12日)

ネット上では、パンクしたランフラットタイヤは使用不可というような誤った記事が多くあります。
しかし、釘を踏んだ程度で空気の抜けていない軽度のパンクは修理で直るケースが圧倒的に多いのです。

実際はトレッド面のパンクなら修理可能

走行トレッド面で釘を拾ったようなパンクは修理可能です。

実際、軽度のパンクは、釘やボルドが刺さったまま走り、異音などで異物を拾っていることに気付きます。
空気が抜けたような重度のパンクは、トレッド面の修理が難しく、大きな穴が開いたり損傷が大きいケースが多いのです。

これは、ノーマルだろうとランフラットだろうと、パンクした時点で修理不可、再使用不可能です。

釘をふんだら100%空気が抜けるワケではない

ノーマルのラジアルタイヤ、チューブレスタイヤは、写真のように釘やネジを踏んだだけでは、異物を抜かないかぎり空気が一気に抜けないような仕組みになっています。

「パンク=ぺしゃんこ」になるという解説のサイトは大きな誤りなのです。

重度のパンクは、ノーマルタイヤも再使用不可

空気が抜けてハンドルが取られるようなパンク時、ノーマルタイヤもパンクした車輪に車両重量が一気にかかり、サイド面をホイールが押し潰してしまいます。
その状態でグニュグニュ音をさせながら走れば、潰されたタイヤサイド断面は、使い物にならないケースが多いようです。
上記のケースでは、タイヤ内壁はヒビ割れを起こして再使用不可の状態になっています。

結局、重度のパンクは、ノーマルもランフラットタイヤも再使用不可

基本的には、タイヤのサイド損傷のチェックはプロの診断が必要となります。
(国際基準では、空気圧が70KPA以下での走行が該当します)

軽度のパンクや少しぐらい空気が抜けた状態は、ノーマルもランフラットも再使用可能です。

重度のパンクで完全に空気が抜けた状態では、ランフラットは80キロの最高速度で80キロの距離が走れます。
これは、メリットであり、再使用不可となる前提ですからデメリットに挙げることはナンセンスなのです。

パンクで交換が必要なケースとは

空気圧に異常を検知したケースで、明らかに異物が刺さっているケースです。
ランフラットタイヤは、外観上はサイドウォールがしっかりと立っているため、ノーマルのように凹んだ状態ではありません。
空気が入っていない状態であれば車内のモニターには「パンク注意」のマークが点灯しているはずです。
実際にホイールを外して、タイヤも外すと異物が刺さってパンクしている状態である事と、タイヤの内面に「不自然なしわ」あることが確認できます。
不自然な「しわ」は空気が抜けてランフラットの断面を使用して走ったことにより出来るものです。

基本的に「パンク注意」のマークが点灯していなければ、空気抜けていないため、異物が刺さっていても通常通りパンク修理が可能です。

ネット上の実態

ランフラットユーザーが高額なタイヤ代を避けるために安価なノーマルタイヤを履くケースが多かったようです。
その結果、ノーマルタイヤにしたことで大きく乗り心地は改善するものの、直進性が悪化するケースがほとんどです。

直進性が悪化する理由は、タイヤ側面が硬いランフラットは優れた直進性を示す特性であり、その特性に合わせたハンドリングとしています。
ノーマルタイヤは、柔らかい特性からタイヤ自体の直進性が劣り、ハンドルの遊びを大きくしているのです。
異なるタイヤ特性にも関わらず、ランフラット車にノーマルタイヤを履くことには無理があり危険なのです。

しかし、ノーマルに変えたユーザーの独自解釈が目につきます。
ノーマルタイヤなので当たり前な反面、独自解釈は誤りが多いようです。

  • 乗り心地が良くなった:〇
  • タイヤ代が安い:〇
  • タイヤの銘柄が選び放題:〇
  • パンクしない自信がある:△
  • パンク修理材を積んでおけば良い:×
  • パンクしたらランフラットは4本変えないとダメだとか:×
  • ランフラットはパンク修理できないんでしょ:×
  • 直進性も変わらない。ふらつかない:×

パンク修理時のリスクは考慮する必要はない。

ランフラットタイヤは、側面が通常タイヤとは異なり硬く特殊な構造であるためにタイヤやホイールを傷つけてしまうケースがあるという声があります。
最新のタイヤチェンジャーはそのリスクを軽減させる機能を備えています。
複数人が作業するなど、出始めの頃の情報が最新の情報であるかのように語られているケースもあります。
タイヤメーカー系プロショップでは、ディーラーでパンク修理を断られたケースでも普通に修理しているケースが多数あります。
メーカー自らの保証を付けて修理を行っているわけですから、脱着時のリスクやパンク修理できないとする説は、意味が無いことが実績として理解できるでしょう。

パンク修理にもタイヤの外側からのみ修理するケースと内側からパッチを当てて修理するケースあります。
後者の方が確実ですが、最近の技術は外側からの修理でも問題なく行えるようになっています。

パンク修理を行えるショップは下記から検索可能

まとめ

ブリジストンのメーカーサイトでもQAとしてパンク修理は可能と明言しており、ネット上で書かれているパンク修理不可という説はランフラットからノーマルタイヤに履き替えた方の妄想に過ぎません。

高級車の設計思想として、ランフラットタイヤを標準装備していることをオーナーのメリットとして、当たり前のように享受することがオーナーの義務なのです。
都合の良い独自解釈は止めたいものです。


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