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BMW i8の販売は成功し、ホンダNSXの販売は失敗だった

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FUN君
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BMW i8は不人気、失敗との声も聞かれますが、本当はホンダNSXの方が不人気、失敗だったのです。その実績を解説します。

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BMW i8はBMW初のスーパーカー

当時の日本におけるBMW M6の価格設定は、1700万から2300万となっていました。この価格と比べて、BMW i8の価格設定1917万は、ガルウィングドアを備えたスーパーカーなスタイルを持っており、十分に所有欲を満たす合理的な価格設定だったと言えます。

BMW i8の特徴

性能的にはハイブリッドだけあって、エコ性能は突出しており、カーボンシャーシの軽量を武器に速さを兼ね備えています。

  • カーボンシャーシの軽量ボディ
  • 前輪を96kwの電気モーター(131hp、25.4kgm)
  • 後輪を1.5リッター3気筒のツインターボエンジン(231hp、32.6kgm)
  • ハイブリッド車としての低燃費を実現
  • 0-100km/hは4.4秒
  • 電気モーター+1.5リッター直列3気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジン
  • 日本仕様価格:\19,170,000
  • ガルウィングドア

スーパーカーとして、2000万円級のポルシェやハイパワースポーツカーなど、500/600馬力級の性能という訳ではありません。ただし、モーターによる加速により、0-100km/h加速は5秒を切っており、決して遅い部類ではなく、十分な性能を有していることです。スタイリング的には同価格帯以上のマクラーレンに匹敵するオーラを兼ね備えており、スーパーカーとして見れば割安な性能とBMWクオリティが手に入る車となっています。

BMW i8の中古車は不人気なのか?

発売後の8カ月で3500台を販売

発売後、8ヶ月経過で3500台が売れたということです。約2000万の価格帯でこの台数は成功といえるでしょう。お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇が免許取得前に予約し、初心者マークで初の愛車がBMW i8ということで話題にもなっています。007のボンドカーにもなり、話題にも事欠かないBMW i8です。

中古車価格は、価格低下

ネット上では、後付けの理由が多く、アンチな方の意見と捉える事ができるでしょう。ポルシェやフェラーリとは異なり、高性能スーパースポーツ車として見れば、中古車価格も順当な価格低下と言えます。

  • ネット上の声は、下記の通り
  • エコタイヤでインパクトに欠ける
  • 6気筒風のエンジン音の演出効果も実は3気筒ターボ
  • 新車当時2000万
  • ハイブリッドカーは、長期所有が不安

この手のガルウィングドアでは、マクラーレンなどに比べて割安であり、外観的なインパクトもあります。0-100km加速も4秒台とモーター加速と相まって、体感加速も十分な性能です。世界的な販売台数2万台は、初代NSX超えです。これを見れば、失敗でないことは誰の目にも明らかと言えます。
メーカー製のスーパーカーとしてはアウディR8がありますが、外観のインパクトに乏しい点で、NSXと共通する部分があります。

HONDA NSX2代目は不人気、失敗だった

初代ホンダNSXは、1990年に誕生し、2006年まで存続した息の長いモデルでした。その後は空白期間を経て、2016年に現行の2代目がデビューしています。

初代NSXの成功

初代NSXは、1990年登場から、約15年間にわたって生産され、世界の累計生産台数は約1万8000台となっています。登場時の発売価格は800万3000円(5速MT)であり、2003年のマイナーチェンジ後でも920万7000円(6速MT)と最新NSXと比べて、購入しやすい価格設定でした。

性能的には、V6NAエンジン280psと当時としては、V8のフェラーリなどに比べると、プアマンズフェラーリとも呼ばれた時もありましたが、実用的かつ高品質な日本車と十分な性能を誇り、スーパーカーとしても認められる性能を有していました。

2代目HONDA NSXの特徴

2代目NSXは、2016年登場の日本車らしく、ハイブリッドのミッドシップスポーツカーとしての特色を打ち出しています。NSXが搭載する「SH-AWD」と呼ばれるハイブリッドシステムは、3つのモーターを駆使して4輪を駆動するNSX専用の特別な機構となっています。

ハイブリッド車とV型6気筒ターボにより、システム最高出力が581ps、システム最大トルクも65.9kg-mを発生しながら、WLTCモード燃費も10.6km/Lと良好な値をマークしています。
0-100km加速も3秒台となり、1800キロ超えの重量級ボディでありなからスーパーカーとして遜色ない性能を誇っています。

販売台数は、たったの2558台

2代目NSXの販売台数は北米で1,653台、日本で464台となり、その他の地域で441台の計2,558台とという台数に留まっています。さらに、最終版となる限定車「タイプS」を国内で30台、海外で320台を限定発売し、販売終了となります。7500台の目標台数にすら届いていない状況です。

販売台数が低迷した理由

先代NSXからコンセプトを変更し過ぎが敗因

フェラーリ348に似た、プアマンズフェラーリと呼ばれつつも、魅力的なスタイリング。
スタート価格1000万を切る価格と280psに軽量アルミボディで、そこそこの運動性能。
ATもあり、日常用途に耐える柔軟性など、振り返れば持続的な魅力を備えていた初代NSXです。

現行NSXの価格は2420万円の設定が敗因

この初代NSXが持続的な人気のコンセプトを完全に忘れ、過去の実績を全否定。
ハイブリッドの先進装備、性能的を追求しすぎ、2000万級の欧州スーパーカー並みではあります。
しかし、初代NSXに比べて価格は3倍に跳ね上がりとなり、日本車としてのコスパはゼロですね。

  • 2400万越えで欧州スーパーカーに並び、誰も日本車など買わない。
  • ハイブリッドシステムはNSXの売りであるものの、通常のV6ターボFRモデルがあれば良かった。価格は1500万であれば十分売れたでしょう。
  • ハイブリッドをユーザーは全く求めていない。
  • 内装がアメリカンで全く高級感がなくスーパーカーとしてのオーラが無い。
  • スタイリングが、スポーツクーペレベルに留まっています。
  • 2400万の欧州車並みの価格設定とするなら、日本車であれば、GT-R並みとは言いませんが、割安と感じる性能が必要。
  • 581psでは、GT-R以下の性能で割高感が隠せません。

昨今のホンダの迷走ぶりを見れば、ユーザーが何を求めているのか、全く分かっていない経営陣の暴走ぶり明らかですね。

BMW i8とNSXの販売成否まとめ

1000PSじゃ満たされない!? 電動スーパーカーに未来はあるか

1000PSじゃ満たされない!? 電動スーパーカーに未来はあるか - webCG
多気筒エンジンの咆哮(ほうこう)と、圧倒的な加速感……クルマ好きを魅了してきたスーパースポーツカーも、次第に“モーター付き”へと移行する動きが見えてきた。総電動化時代、スーパーカーはどうなってしまうのか。

先の2ブランドと違い、そこに「ヘリテージを守る」という強い意志がなかったからに相違ない。電動化をスーパースポーツとして進化させるための手段として活用しきれなかった、つまりは感動の足りない商品にしてしまったからというほかないのだ。

BMWは、普通の乗用車メーカーであり、純粋なスーパーカーメーカーと比較する西川 淳氏は、そもそもナンセンスです。BMWには「BMW i3」があり、EV車としてカーボンボディやレンジエクステンダーモデルなどEVメーカーとしても先進的かつ早期の開発発売だったと言えるでしょう。

HONDAには「HONDAe」があり、メーカー自らEV出遅れを認め、NSX生産中止も含めて開発力の集中化・強化を進めていく事でしょう。あくまで量販車メーカーにおけるスポーツ車としての成否を語るべきでしょう。

BMW i8中古車は安い、お買い得か?

5年落ちの中古車価格は、新車2000万円に対して1000万となり、順当に価格が下落しています。
8/7シリーズと比べても順当な価格といえるでしょう。
ポルシェやフェラーリといったスーパーカーに比べると普通車セダン・クーペとしての下落幅となり、やや大きいかもしれません。

価格下落の要因としてハイブリッドのバッテリーを懸念する意見もあります。こちらは、購入前の確認として充電状態チェックしましょう。日常の使い勝手として、ガルウィングドアの利用に支障がない駐車場であれば、通勤用途にも十分使えます。1.5Lガソリンターボ+HVですから、燃費も非常に良いです。
スーパーカーのオーラを放ちつつ、アウディR8やポルシェに比べても存在感バツグンのBMW i8中古車は、まさに買いですね。

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