
BMWのオーディオとしては純正オーディオの方が多いでしょう。
少しでもオーディオの音にコダワル方への社外品のアドバイスです。
標準オーディオでも良い音がするモデル
車内は、エンジン音や内外の騒音などのノイズも多く、非常に厳しい環境に置かれています。
最新モデルのBMWでは、純正オーディオしか装着できず、昔のように1DINオーディオスペースに社外品オーディオを装着できるスペースも存在しません。
そのような状況において、グレード別の標準オーディオか、オプションのオーディオを装着するかで、大きく変わってきます。
1/2シリーズ、X1/X2シリーズのオーディオ
- 標準:スピーカー・システム(100W、6スピーカー)
- 上位グレードorオプション:HiFi スピーカー・システム harman/kardon
(205W、12スピーカー、7チャンネル・サラウンド)
3/4シリーズ、X3/X4シリーズのオーディオ
- 標準:HiFiスピーカー・システム(205W、10スピーカー)
- 上位グレードorオプション:harman/kardon サラウンド・サウンド・システム(464W、16スピーカー、9チャンネル・サラウンド)
5シリーズ、X5シリーズのオーディオ
- 標準:スピーカー・システム(100W、6スピーカー)
- 上位グレードorオプション:HiFi スピーカー・システム harman/kardon
(205W、12スピーカー、7チャンネル・サラウンド) - 上位グレードorオプション:Bowers & Wilkins サラウンド・サウンド・システム(655W、17スピーカー、9チャンネル・サラウンド)
コスパの良い標準オーディオは3シリーズ
3シリーズ(G20)には、標準で「HiFiスピーカー・システム(205W、10スピーカー)」が装着されており、コスパが良いようです。試聴して、この音で
1/2/5シリーズの最新モデルに標準装着しているオーディオでは、ややコストダウンの影響からか、音質の劣化が見られます。このページを見た方は、オーディオを気にされている方と思いますので、必ず「harman/kardon」のオプションを選択すること推奨します。
純正でも良いパフォーマンスのハーマンカードン
純正スピーカーとハーマンカードの比較を解説したページです。

社外スピーカーやシステムのアップデート
社外スピーカーへの交換が手っ取り早い
純正システムの標準スピーカーを社外品スピーカーに交換する方法です。
モデル専用に選ばれたスピーカーとはいえ、コストのかけ方に限度もありますが、社外品であれば予算の範囲内でグレードアップできます。
社外品メーカー
BMW向けの海外オーディオメーカーのラインナップ
いずれも、フロント・ウーファーなどが4~6万円スタートです。トレードインタイプは純正を取り外して交換可能なボルトオンタイプです。
- ETON
- FOCAL
- MATCH
- a/tack
- audison
- BLAM
- BLUEMOON AUDIO
- ROCKFORD FOSGATE
- MB Quart
- GRANDZERO
BMW向けの国内オーディオメーカーのラインナップ
いずれも、フロント・ウーファーなどが数千円スタートと安価で商品も豊富です。スピーカーは適合するサイズの汎用品を流用する形となり、車体をインナーバッフルという中間アダプタを介して装着します。
インナーバッフルは、ネット上でBMW向けが市販されており、これを流用します。
- カロッツエリア(パイオニア)
- アルパイン(過去、BMW純正品として採用実績あり)
- ケンウッド(JVC)
過去、複数の家電・オーディオメーカーが参入し、活気のあった市場ですが、純正ナビオーディオ・純正オプションが主流となり、国内メーカーも大手のみとなっています。
通販やBMWショップにて対応可能
動画も多数上がっており、それらを参照すれば、DIYでも取り付け可能なチューニングとなります。
低音部の強化
サブウーファーの取り付け
低音を鳴らすのが、大きいスピーカー口径(ドア下部に装着)の役割です。
純正ウーファーを社外ウーファーに交換し、デッドニングするだけでも十分な効果が得られます。
さらにサブウーファーをシート下部やトランクに装着することで、迫力のある重低音が体感できます。
高度な音調整
デジタルオーディオプロセッサー(DSP)の取り付け
ハーマンカードンなどのオプションでは、画面上でイコライザー的な音域の強弱が調整できます。
社外品のデジタルオーディオプロセッサーを後つけすることで、詳細な音質設定をPCやスマホを介して調整することが可能になります。
社外品でオーディオシステムを組み直す方法
- 純正オーディオユニットそのままに、社外品システム、社外品スピーカーを組む方法
- 社外品オーディオユニット(ヘッドユニット)をグローブボックスなどに設置し、別系統で従来のように社外品オーディオシステムを組む方法
- これらは、BMWオーディオに強いプロショップでは、柔軟に対応できると思います
デッドニング(振動・ノイズ対策の徹底)
デット二ングを行う
デッドニング処理とは
- 高音質を獲得するためには、音の下地処理・基礎工事が重要となります
- ドアのインナー・アウターパネル内に「制振材」の貼り付けて振動を抑制
- スピーカーの周辺部に「吸音材」を貼り付けてノイズを吸収
- 音漏れがする部分の穴を塞ぐ処理
- 上記のデッドニング対応により、ドアやスピーカー周辺において、ガッチリ感・重厚感が増します
- 具体的には、制振抑制・ノイズの吸音、バッフル抑制の3点になります。
制振抑制
スピーカー本体や車体の振動によるビビリ音の発生を抑え、スピーカー周辺をガッチリ固める処理
ノイズの吸音
エンジン音、ロードノイズ、風切り音、社外騒音などを吸音材で吸収します
バッフル抑制
ドアのねじ穴や空気穴を埋めて、スピーカー背面からの音漏れを防ぎ、本体音との共鳴を防ぎます
BMWのオーディオにこだわる・チューニングとは:まとめ
- 低予算:3シリーズ標準で、HiFiオーディオ(205W)が装着
- 万人向け:harman/kardon サラウンド・サウンド・システムは、BMW用に専用チューニングが施され、性能・コスパのバランスはベスト
- 予算がある方:Bowers & Wilkins サラウンド・サウンド・システムは、上級モデルにベストな選択
- 後付けとして、デッドニング、スピーカー交換など予算次第では、青天井のオーディオマニアな世界が広がります。
まずは、予算との相談で、どの音質で満足できるのか、事前の試聴が重要です。
聞き比べて、楽しいBMWとの音楽ライフをお過ごしください。
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