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BMW iDriveバージョン6/7/8/8.5/9の違いと確認方法

メンテナンス

BMWのiDriveバージョン差異(iDrive6/7/8/8.5/9)について、画面の違い確認方法を具体的に解説します。

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iDrvie6からiDrive9までの概要

iDriveは世代ごとにUI設計とハードウェア連携が変わります。ここでは代表的な見た目の違いと実車での確認手順をまとめます。自車や他車の画面を見れば短時間でバージョンの見当が付くように、画面要素に着目したチェックポイントを中心に解説します。

iDrive6の特徴と画面での見分け方

  • メニュー構成:3タイル構成。リストやリボン型メニューが目立ち、アイコンが比較的小さい。
  • 操作UX:回転式コントローラー中心の操作が前提で、タッチ操作は限定的または非対応の車種が多い。
  • 画面デザイン:グラフィックは控えめで、アニメーションが少ない。
  • なお、iDrive5は、6タイル構成がポイント

iDrive6の確認手順

  1. チェック手順:電源ON→ホーム画面を観察。画面上部や側面に横並びのタブがあり、タッチレスでコントローラー操作を誘導する表記があればiDrive6の可能性が高い。

iDrive7の特徴と画面での見分け方

  • メニュー構成:大きめのタイル/ウィジェット型ホーム画面を採用し、視認性が高い。
  • 操作UX:タッチとコントローラー双方に適した設計。BMWIntelligentPersonalAssistant(音声)を強調する表示がある。
  • 画面デザイン:曲面やブロック状のレイアウト、豊かなアニメーションが特徴的。
  • iDrive6から、操作系を一新していますがメニュー構成は、6ベースです。

iDrive7の確認手順

  1. チェック手順:ホーム画面でウィジェットや大きなタイルを探す。音声アシスタント起動案内(「ヘイBMW」等)が見えるならiDrive7の特徴。公式導入説明にも同様のUIが示されています。

iDrive8、8.5の特徴と画面での見分け方

  • メニュー構成:iDrive7から一新し、大画面のパネル操作を前提とした操作体系に一新
  • エアコンなどの空調操作系をパネル操作内に取り込む
  • 8.5は、8.0ベースの進化系で、より柔軟なウィジェット・カスタマイズ性が強化
  • 操作UX:タッチ操作の洗練に加え5GやAI連携の表記・機能案内が画面上に出ることがある。
  • 画面デザイン:より滑らかな遷移と「消え入る」ような視覚表現、スマート機能の提案カードが増える。

iDrive8.0の確認手順

  1. チェック手順:設定やシステム情報画面で「OperatingSystem8.5」やOTAアップデート履歴を確認。UIにAIやクラウド連携を示すバナーがあれば識別に有効です。
  2. ホームボタンの位置:画面の右の縦のバーに右上にある

iDrive8.5の確認手順

  1. チェック手順:設定やシステム情報画面で「OperatingSystem8.5」やOTAアップデート履歴を確認。UIにAIやクラウド連携を示すバナーがあれば識別に有効です。
  2. ホームボタンの位置:画面のセンター下部にホームアイコンがある

iDrive9の特徴と画面での見分け方

  • メニュー構成:iDrive8.5を踏襲しつつ、よりアプリ志向のホーム、クイックセレクトや再設計されたメニュー階層を採用したiDrive9.0
  • 操作UX:一部モデルではロータリーコントローラーを廃止しタッチ主体(O/SがAndroidベースとなっており、Andriod Autoとの親和性が高まっています)
  • 上級モデルでは、従来通りのiDriveコントローラあり
  • 画面デザイン:曲面ディスプレイ向けに最適化された大きなカード表示や、アプリランチャ風の配置が特徴。

iDrive9の確認手順

  1. チェック手順:システム情報画面でOSバージョン(例:iDrive9やOS9表記)を確認。ロータリーの有無や「Android/AOSPベース」表記があればiDrive9系である可能性が高い。

画面以外に見るべき確認ポイント(実機での確定方法)

  1. 「設定」→「車両情報」「ソフトウェア情報」を開きOS名・バージョンを確認する(最も確実)。
  2. ホーム画面の構成(ウィジェット有無、タイルの大きさ)と操作方法(タッチのみかロータリー併用か)で概ね判別する。
  3. 音声アシスタント文言やOTAメニューの表現、5G/クラウド機能の表記もヒントになる。
  4. ディーラーのVIN照会や機能マトリクスで搭載OS情報を確認すれば確定できる。

まとめ

  • 画面の見た目だけでの推定は有効です
  • 確実な判別は「ソフトウェア情報(OS名・バージョン)」の確認が必須です
  • iDrive7は、タイル型UI
  • iDrive8.0、8.5は強化されたウィジェットとクラウド/AI表記
  • iDrive9は、よりアプリ寄りでタッチ主体という傾向
  • 実車での操作権限がある場合は、設定画面の情報を確認してください。
  • iDrive10は、2025年登場のiX3に搭載され、iDrive9.0をさらに進化させたインターフェースとなります。
  • 注:表示やメニュー名は車種・年式・地域向け仕様やアップデートにより差が出ます。最終的な確認は実機の「ソフトウェア情報」で行ってください

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