BMW車を愛車した場合に気になる「維持費」です。
輸入車初心者にとって「国産車に比べて」高いのではないか?と不安になります。
実際のBMW維持費について、解説します。
BMWの年間維持費とは
税金、強制保険、ガソリン代など、固定費として、約18万円掛かります。
その他、任意保険やメンテナンス代が別途掛かります。
税金
- 自動車税:(例)320/523の排気量2000cc:39,500円
- 自動車取得税(購入時)重量税(購入・車検時)
強制保険
自家用乗用自動車なので12ケ月分で15,520円
ガソリン代
リッター12キロ、年間10000キロ走行で、ハイオク150円とした場合、125,000円
維持費の内訳
固定費(税金や保険)
- 自動車取得税(購入、車検時)
- 重量税(購入、車検時)
- 自賠責保険料(購入、車検時に支払う)
- 自動車税(毎年)
- 任意保険(毎年)
変動費
- ガソリン代(ガソリン種別、燃費)
- 低額の消耗品(オイル、ワイパー、ブレーキパッドなど)
- 高額の消耗品(バッテリー、タイヤなど)
- 修理代
- 12ヶ月点検
- 車検代
変動費は燃費やメンテナンス代。ここが車種によって異なります
ガソリン代やメンテナンス費用、メンテナンス費用、修理費用などです。年間の走行距離や渋滞の多い都市部と郊外では燃費も多少変わっています。
ディーラーの推奨整備項目も全て受けるととんでもない修理代になりますが、ここも必要な箇所に絞れば、変動費のメンテナンス代も節約できます。
BMWの燃費
3シリーズ
- E90:ハイオク 9.09km/L
- F30:ハイオク 11.32km/L
- F30:ディーゼル 15.52km/L
E90から、F30型のとなり、2リッターのNAエンジンから直噴ターボエンジンとなりました。ATも6速から8速になり、燃費も向上しています。
ターボ車は燃費が悪い、高速で燃費が悪化するなど最新WLTC燃費計測方式で不利な発言を行う自動車評論家も一部いますが、完全な誤りであることがわかります。
これが「BMW Efficientdynamics(よりクリーンに。よりパワーを)」の思想であり、燃費を向上させつつ「駆けぬける喜び」を両立していることが理解できるでしょう。
5シリーズ
- E60:ハイオク 8.26km/L
- G30:ハイオク 10.09km/L
- G30:ディーゼル 14.43km/L
ボディサイズが一回り大きな5シリーズは3シリーズに比べて若干悪化します。5シリーズの購入者にとっては、想定内でしょう。
比較しやすいE60から、G30型です。2リッターのNAエンジンから直噴ターボエンジンとなりました。ATも6速から8速になり、燃費も向上しています。
5シリーズの多売グレードG30 523iは2リッターターボを搭載しており、E60 525iの2.5リッターエンジンと比べて排気量を下げターボを追加してパワートルクを向上させています。
大幅に向上した燃費はダウンサイジングターボの威力です。
BMWの故障と維持費用
六本木のカローラと呼ばれ、バブル期を境に増えた高級輸入車です。都市部を見れば輸入車で溢れており、BMWを見かけない日は無いと言っても良いレベルです。
500万越えの車両価格でありながら、販売台数を拡大させた理由としては、初期維持費の削減(新車保証の充実)や故障の減少でしょうか。
外車は故障しやすいというのは「過去の都市伝説」となり「故障多発」も30年前の話となりました。
BMWも長期所有の方が増えており、昔のBMWを見かけるケースも多いと思います。
国産車に比べて、耐用年数の長期化と維持費の低下がもたらした結果でしょう。
- アジア特有の亜熱帯、渋滞を考慮した耐久テスト
- 四季の温度変化への対応
- 電子部品、消耗部品の耐久性の向上
- ライバル他社の品質向上
- 部品サプライヤーの技術・品質の向上
30年前のレクサスに追いつき追い越せの状況があり、現時点トヨタ車だけが、高品質という状況でもありません。
現時点、品質や技術でも日本車が追い越されてしまった感があります。
ハイブリッド車で日本車優位を唱える一部自動車評論家もいますが、EV車やPHV車ではBMWがトヨタよりも多い実態を見れば、ハイブリッド技術は過去のものとなり、一足先にEV・PHVを見越した状況です。
- 超高速走行時の耐久性(速度無制限のアウトバーン)
- 北欧の寒さへの耐久性
欧州特有の環境も考慮されていると考えれば、品質、故障に対してあまり心配する必要はないでしょう。
整備・車検
消耗部品は、国産車に比べて、3割ほど割高な部品も多くあります。
国産車に比べ、部品単品も一定の国内在庫のストックは確保されていますが、専用部品は輸送費や関税で割高となるのは、予め考慮しておきましょう。
BMWの維持費のまとめ
外車は壊れやすい、故障多発は過去の話
新車から5年は故障発生も少なく、維持費は国産車並み
ただし、部品や工賃は国産車に比べて、やや割高
ディーラー整備も、推奨項目を取捨選択し、必要項目のみの実施で愛車を維持することがポイント
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