
愛車の鍵を閉め忘れてしまいましたが、バッテリーが上がってしまうのでしょうか?。失敗事例の質問について、解説します。
バッテリーが、上がらない事例
ドアロックの施錠を忘れた事例
- エンジン停止状態
- アクセサリーもオフ状態
- 車から離れた時に、ドアロックを忘れたケース
防犯上の問題は、残りますが、この状態では、車両のアクセサリー電源は利用しておらず、バッテリーは上がりません。
車両はキーの抜き忘れ防止機能が働く
鍵を挿入したままドアを開けてしまった場合、鍵の抜き忘れを促すために警告音が鳴ります。
古い車種でなければ、上記の機能により鍵の抜き忘れ抑止することができます。
近年の車両はアプリからの施錠が可能
アプリからリモート施錠が可能なモデルもありますので、それらの機能を活用してください。
キーを差しっぱなしの事例
鍵を差しっぱなしで車を離れて放置し場合のケースです。
- アクセサリーがオフ状態:バッテリーは上がりません
バッテリーが、上がってしまう事例
ドアロックの施錠を忘れた事例
- エンジン停止状態
- アクセサリーがオン状態
- 車内にキーを置き忘れたケース
各種アクセサリー電源に電気が供給されており、半日程度の放置でも十分、バッテリーが上がってしまう場合が多いでしょう。
シガーソケットを利用したまま車から離れた
BMW車のシガーソケット電源は、キーオフ後も常時通電という仕様になっており、電気を大量消費するアクセサリーを付けたままの状態では、バッテリーが上がってしまうケースがあります。
※トランクルームのシガーソケットは、キーオフ連動でオフになるモデルも存在します。
バッテリー電源系統の不具合
- そもそも、バッテリーが弱ってきている
- オルタネータ(発電機)の発電量が減少し、十分な充電ができていない
- ライト、ヒーター、エアコン、ワイパー、オーディオなどの電気機器を利用直後に、走行を停止してしまい、充電が足りなかった
- 氷点下など、バッテリーに厳しい状況
万が一、バッテリーが上がってしまった時の対策
従来では、別の車とブースターケーブルを繋いだり、JAFを呼んだりといった対応が必要でした。しかし、専用の小型バッテリー登場により、ハードルが下がってきました。
車用のジャンプスターターがお勧め
リチウムイオンバッテリーの高性能化に伴い、小型高性能なバッテリーでもエンジンスタートが可能なパワーを備えていることが理由です。あくまで応急処置の対応として活用できるでしょう。
これらの製品は、スマホバッテリー同様に高温時に発火の危険性があります。
車内保管や放置は厳禁です。あくまで緊急用として保管・使用を実施して下さい。
鍵を閉め忘れてバッテリーを上げないために:まとめ
バッテリー上がりの危険性はゼロではない
F型以降、始動用バッテリーは、スマホやリモコンキーとの送受信通信やアイドリングストップの負荷増大もあり、バッテリーも電力使用量の増加に耐えうる設計となっています。
ただし、短距離走行ばかりであったり、メンテナンスを行っていたり、充電量が不足すれば上がる可能性もあります。
注意事項:まとめ
キーの閉め忘れ以外にもバッテリーをあげてしまうリスク項目を以下に整理した「まとめ」となります。モデルや年式毎に機能が異なりますので、施錠確認の機能を有効に活用しましょう。
- 施錠時に、ミラー格納やウインカー点滅などにより、施錠確認の習慣付け
- 念のため、外出時の施錠では、アプリでも施錠確認(対応車種のみ)
- 自宅車庫では、施錠やキーの置き忘れに注意
- シガーソケットの常時通電に注意
- 点検・車検時にバッテリーの正常稼働をチェック(交換から2年以上結果)
- 二週間に一回は、エンジンを始動・走行してバッテリー充電量をリフレッシュ
鍵の閉め忘れ、放置に対する注意だけでなく、日々のバッテリーメンテナンスが重要となります。
健康なバッテリーを維持しつつ、楽しいBMWライフをお送りください。
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