ロードテスト、信頼性、満足度、安全性を含むモデルの総合スコアに基づいて32ブランドをランク付けしているアメリカのコンシューマーレポートにおいて、BMWが初の首位になりました。
コンシューマーレポートとは
アメリカでは非常に権威があると見られている非営利の消費者組織が判断した月刊誌のランキングになります。
コンシューマー・レポート(英語: Consumer Reports)とは、非営利の消費者組織であるコンシューマーズ・ユニオン(Consumers Union)が、1936年から発行しているアメリカ合衆国の月刊誌に掲載されたものになります。
正式名称、雑誌内容紹介
Consumer Reports/コンシューマー・レポート 月刊誌年間13冊 出版国:アメリカ
消費者情報雑誌です。 アメリカの非営利団体組織コンシューマーズ・ユニオンが独自の様々な角度から製品やサービスを調査、テストした結果を評価し公表、安全性、価格比較などを総合的に考慮した推奨品も紹介されています。
外部企業の広告は一切掲載せず、公平な調査が行われ、多くの米国人は車や大型家電を買う時はこの雑誌を参考にするほど信頼されています。
自動車の優劣判断としてのテストを実施
独自の試験施設で行う消費財(幅広い製品やサービス)の比較検討調査の結果をレポートしています。定期購読者は雑誌とウェブ版の合計で約730万部(2023年)
レポートの公平性と独立性がポイント
レポートの独立性・公平性を維持するために、各号誌面には、コンシューマーズ・ユニオンが発行する雑誌、書籍、サービスを除いて、一般企業による広告を掲載することは一切なく、さらに記事を企業の広告目的に使用することすら一切認めていない点がポイントです。
毎年4月に発行される「自動車特集号(The annual Consumer Reports New Car Issue)」は最多の発行部数に及ぶ。同特集号に掲載された各メーカー・各自動車の乗り心地、性能に関する評価や、安全性・信頼性・リセールバリューなどのランキング結果は、北アメリカにおける新車・中古車販売に多大な影響を及ぼすとされています。
レポートによる悪影響
独立性、公平性が主張されているが、ランキングの結果には納得感が得られるものと、微妙な結果の2パターンが存在しています。
過去、裁判も行わており必ずしも公平でない点で、ランキングの結果には留意する必要がありそうです。
2023年ランキング結果
ランキングレポート
- 1位 BMW
- 2位 スバル(Subaru)
- 3位 ミニ(MINI)
- 4位 レクサス(Lexus)
- 5位 ホンダ(Honda)
- 6位 トヨタ(Toyota)
- 7位 ジェネシス(Genesis)
- 8位 マツダ(Mazda)
- 9位 アウディ( Audi)
- 10位 キア(Kia)
- 11位 アキュラ(Acura)
- 12位 ビュイック(Buick)
- 13位 ヒョンデ(Hyundai)
- 14位 ポルシェ(Porsche)
- 15位 ダッジ(Dodge)
- 16位 リンカーン(Lincoln)
- 17位 テスラ(Tesla)
- 18位 インフィニティ(Infiniti)
- 19位 フォルクスワーゲン( Volkswagen)
- 20位 ボルボ(Volvo)
- 21位 日産
- 22位 フォード(Ford)
- 23位 シボレー(Chevrolet)
- 24位 キャデラック(Cadillac)
- 25位 クライスラー(Chrysler)
- 26位 メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)
- 27位 GMC
- 28位 三菱
- 29位 アルファロメオ
- 30位 ジャガー(Jaguar)
- 31位 ジープ(Jeep)
- 32位 ランドローバー(Land Rover)
コンシューマーレポート評価のまとめ
路上テストでブレーキ、ハンドリング、快適性、利便性、燃費などの評価によるブランドランキングになります。
路上テストのスコアに加えて、信頼性と満足度調査による評価、安全性の結果を合わせて総合スコアが決定という流れのようです。
BMWは、2022年のランキングでトップだったスバルを僅差で破ったという結果です。
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