
BMWのプラグインハイブリッド車で燃費向上の方法、効率的な走行の秘訣とは。PHEV車が向いている人、向いていない人など、購入前後の注意点も解説します。
目次
BMWプラグインハイブリッド車の特長
3シリーズ(G30)330eの主要諸元(例)
- LCI前:バッテリー容量12kWh、航続距離45-66km、重量1800kg
- LCI後:バッテリー容量19.5kWh、航続距離85-101km、重量1910kg
バッテリー容量が増加し、実走行距離として、50キロ程度の距離であれば、エアコンやヒーターを利用しても、フルEV走行が可能となりました。
BMWプラグインハイブリッド車の使い方
- 日本人の年間走行距離は、保険会社のデータでは、約年間7000キロ
- 年間300日を乗車日とした場合、一日あたり23.3キロ(フルEV走行)
- たまの休みに長距離走行(ガソリン走行併用)
BMW PHEVのメリット
- 自宅に充電プラグが設置済であり、日々の利用は、フルにEV走行
- たまの休日はエンジン走行が可能で、長距離を気にせず走れる
- 下り坂やブレーキング、高速道での下りでは惰性で効率的に充電できます
- 走行シーンによっては、燃費を20キロ以上に伸ばせる場合もあります
- 充電時は、エンジンブレーキと同等の効果が得られ、ワンペダル走行が可能
- バッテリーがリヤシート下部に搭載され、重心が低く安定した走行フィール
- モーター走行時は、静かで振動も少なく、車格が上がったような静粛性
夜間充電やソーラー充電の利用
- 各種補助金を利用した購入、設置費用の削減・軽減
- 税金の免除などPHEV車の恩恵が得られる
- 昨今の温暖化で、ソーラー発電した充電に利用可能
- 夜間の安い電気を効率的に充電に利用
- ガソリン代よりも、電気代の方が安い
BMW PHEVのデメリット
「BATTERY CONTROL」モードに注意
これは、エンジン走行中に積極的にバッテリー充電を実施できるモードです。
バッテリー充電用にエンジンパワーが一定食われてしまうため、燃費が悪化するため、通常のガソリンエンジン車よりも燃費が悪化する傾向となります。
下り坂での積極利用が肝心
そのため、山道や高速道での長い下り坂で利用すると効率的充電できます。
バッテリー増量により車両重量200キロ増加
- ガソリンエンジン車に比べて、車両重量悪化により、純ガソリン走行では燃費が悪化
- ハンドリングや重量バランスも、若干リヤにシフトし、安定傾向に
PHEV車の燃費向上、効率的な走行のポイント
家庭用充電プラグを用いた充電が基本
- 一日50km未満の日常走行がメインであれば、日々の走行は家充電で事足ります。
- 自動車税、自動車重量税の減税を利用することで、10万程度の設置費用の家庭用充電プラグ設置工事が、ペイできます。
通常は、ECO-PRO走行モードに設定
- エコな燃費走行を行いつつ、効率的な燃費走行を自動的に行います
- なるべく、ラフなアクセルワークを避けつつ、加速にメリハリを付ける
- アクセルオフとなる時間を多くする
- 長距離の下り坂は「BATTERY CONTROL」をオンにする
BMWプラグインハイブリッドで燃費向上の走り方:まとめ
市街地走行メインならPHEV車購入のメリット大
- モーター走行の静かさ、快適性を享受したい
- 一日の走行距離が50キロ未満
- 自宅に充電プラグが設置可能
- ガソリン代を削減し、安価な電気代でランニングコストを抑えたい
- たまに長距離走行を行うため、バッテリー残量は気にしたくない
PHEV車の燃費向上策まとめ
- 家充電を基本として、習慣化し、90%以上の充電量をキープする
- 常にフルEV走行で利用することがコスト削減の基本
- 走行モードは、「ECO-PRO」モード
- 長距離の下り坂は「BATTERY CONTROL」で重力と慣性による充電に努める
BMWのPHEV車に向いている方に向けて、経済的にPHEV車ライフを楽しむ「まとめ」となります。
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