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BMWネット記事における微妙な内容にコメントする

BMWコラム
FUN君
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ネット上で気になったBMW論評記事について、コメントしてみます。

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ある程度の数をつくらないとペイしません

BMW 220iクーペMスポーツ(前編) - webCG
多田哲哉さんがトヨタのチーフエンジニア時代に、協力して新車開発に取り組んでいたBMW。そのコンパクトなスポーツクーペを峠道で走らせてみて、どんなことを感じたのか?

また、この新型2シリーズ クーペは最新の「3シリーズ」や「Z4」と共通の「CLARプラットフォーム」を土台とする。その意味では多田さんが最後に手がけた「GRスープラ」とも血縁関係にあるわけだ。「BMWとしてはフラッグシップとしてFRは残さないといけませんが、そのためのコンポーネンツは、ある程度の数をつくらないとペイしません」「それは皆さんが思うようなエンジンやシャシーにとどまりません。例えばセンターコンソールにあるダイヤル(編集部注:iDriveコントローラー)も、今の3シリーズやZ4のために新規で開発されました。同じものをスープラでも使っていますが、これも台数をつくらないとペイしない凝ったものなんです」

昔は、BMWシリーズ毎に細分化されたシャーシも、今や使いまわしのコストダウン。
昔よりも生産台数が増え、自動化により生産コストも下がっている中で、ペイしない凝ったものとは、どういうことでしょうか。
すでにベース車両のZ4(G29型)のiDriveインターフェースは、刷新されモニターも10インチにもかかわらず、Supraのセンタモニターは一回り小さく、一世代古いコントローラになっているなど、古さを隠せません。

CLARプラットフォーム

シリーズ共通化、エンジンやAT共通化によるモジュール化コンセプトにより、確実にコストダウンに貢献しています。
ベースシャーシとしては、すでにペイしており、2シリーズはオマケ設定に過ぎないでしょう。

iDriveコントローラー

登場した年式が近いモデルのiDriveコントローラや操作パネルが共通化されるなど、インターフェースの共通化という名のコストダウンです。
これなどは、ほぼ全シリーズ共通化され、上級車種とエントリーモデルが共通となるなど、コストダウンが著しい典型例でしょう。
従来より質感もアップしており、上級車種でも安っぽくない感じですが、使いまわし的なイメージが付きまといます。

モジュール化の意味を理解していない

トヨタTNGAなど、もともとは日本車でも欧州車でも行われていた「部品使いまわしの発想」を全モデルに適用して目的別にグルーピング化、コストダウンをより強力に進めたに過ぎません。

  • ダウンサイジングターボによる、直列3/4/6気筒エンジン共通化
  • iDrvieのコントローラ、操作系パネル共通化

自動車メーカー的には、以前はモデル別に異なる部品を作成していたところ、共通化により使いまわしが可能となりました。その結果、メリットは下記の通りです。

  • 部品の使いまわしによるコストダウン

部品共通化のデメリット。

  • 下位モデルと上位モデルが共通部品の使いまわしとなり、ユーザー心理としては上位モデルユーザーによっては損した気分に、下位モデルは得した気分に繋がる。

 

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