BMWのプラグインハイブリッド車(PHEV)は、すでに相当数が市販されています。
新車や中古車としてのBMW製PHEV車の故障やメリデメ、注意すべきポイントを解説します。
BMW PHEV車のメリット
- 日本人の年間走行距離は約7000キロ。一日当たり20キロ
PHEV車であれば、ほぼバッテリーEV走行で事足ります - 200V普通充電で夜間家充電で十分可能
- 走行用モーターにより、静かで素早い加速
- 長距離は、ガソリンエンジンで充電の不安も無し
BMW PHEVのバッテリーの保証期間は?
機械的な故障の際はもちろん、万が一の電欠やパンクなどのトラブルにも、24時間、365日電話一本でサポートする万全の体制をご用意しています。 手軽に長期間、維持、保有していただける理由が、ここにあります。
BMW PHEV車のデメリット
- モーターやインバーター、バッテリーの重量増
- トランクルームの容量がやや犠牲に
- 故障した場合の修理代がかさむ
トランク容量の差
- 5シリーズ523i(G30):トランク容量530L
- 5シリーズ530e(G30):トランク容量410L(PHEV)
後部リヤシートは可倒式ですので、日常の使い勝手で大きく劣ることは無いでしょう。
車両重量の差
- 5シリーズ523i(G30):車両重量1630kg、0-100km/h加速:6.2秒
- 5シリーズ530e(G30):車両重量1910kg(PHEV)、0-100km/h加速:6.2秒
モーター出力80kW(109PS)265Nmで低速域をアシストしますので、重量を感じないスタートダッシュが得られます。
PHEV車の故障
ネット上の故障事例を列挙します。
- 始動用モーターやバッテリーの交換
- 保証期間終了後、故障した場合の修理代がかさむ
インバーターのトラブル
保証期間中、インバーターのエラーが発生し、保証期間中につき、無償交換となった事例あり。
新車保証で言えば、通常3年、または延長保証により、無償対応が実施されています。
バッテリーのリコール
過去のリコール事例は下記の通りで、対策が実施されています。
- 商品名BMW 令和2年5月20日~令和2年8月25日(計199台)
「BMW 330e」「BMW 530e iPerformance」
「BMW 745e」「BMW 745Le xDrive」「BMW X3 xDrive30e」
「BMW X5 xDrive45e」「MINI クーパー SE クロスオーバー A4」 - (リコール)外-3302
- 改善措置の内容
全車両、診断機で高電圧バッテリーセルモジュールを確認し、該当する場合はセルモジュールを良品に交換する。
- 商品名BMW 令和2年5月20日~令和2年8月25日(計199台)
駆動用バッテリーの保証継続
BMWの電気自動車またはプラグイン ハイブリッド電気自動車に搭載されているハイ ボルテージ バッテリーの品質保証書は、新車購入時にBMWディーラーでお渡しします。
BMWの電気自動車またはプラグイン ハイブリッド電気自動車の中古車を売買する場合、前オーナー様は品質保証書を次のオーナー様に譲渡しなければなりません。
また譲渡後に次のユーザーが、品質保証書をお持ちで、且つ最寄のBMWディーラーにて、保証継承手続き行っていた場合に、ハイ ボルテージ バッテリーの不具合を無償でご対応させていただきます。同様に、保証期間中にBMWの電気自動車またはプラグイン ハイブリッド電気自動車が故障した場合、最寄りのBMW ディーラーまでのレッカー移動に必要な費用が補償されます。
BMW認定中古車の場合、滞りなく実施されますので、ご安心ください。
BMW PHEV車の故障やメリット、デメリットとは:まとめ
BMWの電動車で言えば、国産車並みと言える実績があり、すでにBEV/PHEV/HVも含めて、10年以上の市販実績があります。
ネット上の不具合発生の事例も少なく、Gxx型で言えば、信頼性もかなり向上していると言えそうです。
- 2009年:アクティブハイブリッドの市販化
- 2013年:BMW i3/i8のバッテリーEV登場、i8電動スポーツカーの市販化、i3レンジエクステンダー市販化
- 2015年:PHEV車の市販化
新車、または認定中古車がオススメ
新車であれば3年保証、認定中古車であれば1年、2年保証があります。
プラグインハイブリッドカーの信頼性も高まっている中で、モーター駆動の体感と長距離はガソリン走行で充電の心配も不要です。
日常のチョイ乗り程度の距離ならPHEVで十分足りる
純バッテリーEVへの移行はまだ早いと感じる方にとっても、プラグインならという方にも安心してお勧めできると思います。というまとめになります。
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